リノベーション事例

子世帯との同居を快適に
新しい家族を迎え入れるための二世帯住宅

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施工前

#Before

施工データ

#Data

施工地域 日進市
築年数 25年
施工期間 2ヶ月半
金額 1,500万円
施工場所・
特徴
キッチン,浴室,洗面所,トイレ,洋室,玄関

間取り図

#FloorPlan

リフォームストーリー

#Reform Story

息子様ご夫婦と同居することになったT様ご夫婦。
弊社に来店いただいた際、二世帯住宅にするにあたり、1階と2階で別々のリノベーション計画を予定されていました。
しかし、全てを別々にするのではなく共有できるものは共有したいとのご希望があり、二世帯で何を共有できるかなど、非常に悩まれていました。
ご家族皆様の要望をお聞きしながら、子世帯と親世帯が快適な暮らしを送れるよう一緒に作り上げる。これが新しい家族を迎え入れるためのリフォームの始まりとなりました。


子世帯:2階LDK

「2階の洋室2部屋を1部屋にして広々としたLDKを作りたい」「キッチンは各世帯に1つずつ欲しい」とのことで、2階の息子様世帯のお部屋にキッチンを新設することに。
使い勝手が良く掃除がしやすいキッチンを探されていました。
そこでLIXILのショールームへ見学に行き、一目ぼれしたキッチンがリシェルSIです。
熱やキズ・汚れに強く、お手入れが簡単な美しいセラミックワークトップや、ほしい道具が少ない動きで取り出せて、引き出しを開けるために必要な力を軽減した下台収納など、リシェルSIは息子様ご夫婦にとって思い描いていた理想のキッチンでした。
他のメーカーのキッチンもご覧になられましたが、検討の末一目惚れしたリシェルから揺らぐことはなくそのまま採用されました。
内装はリシェルSIに合うものをイメージしながら選ばれました。

 


子世帯:2階洗面所

息子様ご夫婦は、洗面台も各世帯に1つずつあると便利だと考えられていました。
そのため2階に洗面台を新設することとなり、検討の結果メーカーの洗面台ではなくオリジナルの造作洗面台を設置しました。
しかし洗面所には問題がありました。洗面所には窓がなく、このままでは閉鎖的で暗い空間になってしまうことが懸念されました。
そこで洗面所と廊下の間にある壁をくり抜き、外から明かりを取り入れるご提案をしました。
また、洗面所への入り口の見栄えについても悩まれていました。打ち合わせを重ねる中で、息子様ご夫婦自ら調べた、R形状の垂れ壁を入り口に作ることになりました。
最終的には、外から自然な光が取り入れられる洗面所が出来上がりました。

 

洗濯機を置く場所については、当初洗濯機は1台を二世帯で共有して使うため1階のみに設置・スペースを作る予定でした。
しかし、担当者は思い切って「2階にもスペースを確保できるので、生活リズムがことなるのであれば洗濯機が2台あっても良いのではないでしょうか?」とご提案。
T様も生活リズムは二世帯でことなるため洗濯機が2台ある方が便利だと思い、ご提案通り洗濯機を置くスペースは二世帯それぞれに設置しました。
リフォーム後実際に生活してみて、やはりそれぞれに洗濯スペースを設けて良かったと言って頂けました。

子世帯:2階トイレ

元々2階のトイレがあった場所から移設し、間取りも変更しました。

以前のトイレは古くて掃除がしにくかったため、快適で掃除しやすい空間にしたかったとのことです。
新しいトイレに変わったことで掃除がしやすくなっただけでなく、照明にペンダントライトを採用したことで、おしゃれな空間に仕上がりました。

 


子世帯:中二階

リフォーム工事開始後に息子様から急遽ご要望をいただき、中二階・階段上のデッドスペースを季節の家具・趣味の道具などを置ける場所とすることに。
中二階を作ると2階用の冷蔵庫の搬入ができなくなってしまう可能性があったため、寸法を事前にしっかりと測り、冷蔵庫を通すことのできる高さに設計して作成しました。
冷蔵庫搬入についての不安があり計画が一時的に頓挫したものの、最終的にはご要望の通り中二階を作ることができ、息子様にも大変喜んでいただけました。
「すでに工事が始まっていましたが、中二階を作りたいと急に思い立ち、担当者へ相談しました。大工さんがすぐに工事に取り掛かって下さり、あっという間に中二階を作ってしまったので驚きと共に感動しました」とのご感想を頂きました。


親世帯:1階リビングダイニング+居室

親世帯の生活空間のすべてを1階にまとめるため、和室を洋室2部屋に変えて寝室を確保することに。
洋室を2部屋作るにあたって、どちらの部屋にも窓が欲しいとのご要望を頂きました。
各部屋どのように窓を取り付けられるのかを考え、元々あった部屋の窓を2つに分けられるか検討しました。
最終的にはサッシの職人と一緒に現場調査したことにより、それぞれの部屋に窓を取り付けることが出来ました。
またリビングは、将来的に壁掛けテレビにするかもしれないとのことで、壁に補強を入れました。

 


親世帯:1階キッチン

既設のL型キッチンが使いにくく、キッチン横の壁をなくしたいと考えていた奥様。
壁をなくしてI型のキッチンに変え、広い空間で料理を楽しみたいと考えていたそうです。
I型のキッチンに変えたことでスペースが広くなったため、壁の位置を変えて廊下側にファミリー収納を作ることになりました。
キッチンのレイアウトが変わったことで使い勝手が良くなり、収納も増やすことが出来ました。

 

 


親世帯:1階トイレ

以前の1階トイレは1段下がったところにあり、とてもつまずきやすく、誰もがトイレに行くときに気を付けないといけない場所でした。
古くて掃除もしにくい状態でしたので、こちらもリフォームすることになりました。
まずは危険だった段差を解消してバリアフリーに。開口が狭く使いづらかった階段下収納も、高さのあるものが収納できるように扉を無くし、オープンなスペースに変えました。

 


共有スペース:1階洗面所・浴室

以前の洗面所と浴室は夏・冬の寒暖差が激しく、ヒートショックが心配になるほどでした。
今回リフォームをするにあたり、寒さと暑さを和らげたいとT様ご夫妻は考えられていました。
そこで洗面所の天井・壁・床に断熱材を入れて、寒さと暑さ対策を行いました。
浴室は様々なメーカーショールームをご覧になり、見栄えの良さなどの理由から、クリナップのアクリアバスを選ばれました。アクリアバスは見た目だけでなく断熱性能も高く、コーキングの継ぎ目がないのでカビが生えにくい作りとなっています。そして浴室にも断熱材を入れたことにより、とても暖かくなりました。
お掃除も簡単になり、以前より明らかにカビも生えにくくなったそうでとても満足していらっしゃいました。

 

 


共有スペース:玄関

玄関ドアは老朽化して開閉しにくく、開けるたびきしむ音がして困っていたそうです。そこで、今回のリフォームを機に新しいドアに変えました。
新たなドアは子扉がついた親子ドアタイプを選び、大きなものを出し入れする際は子扉も開けられるようにしました。
玄関収納は天井までの高さを備えたものに取り替えました。
収納を増やしたことで玄関土間や廊下に物が溢れることもなく、広々とすっきりした玄関まわりに出来ました。

 


まとめ

この住まいを新築として建てた時の施工業者さんは、営業担当と現場監督が別々の方だったそうで、T様は「何かあっても『確認します』と言われすぐに回答を貰えず、待たされることが多かった」と当時を振り返っていらっしゃいました。
マニカホームでは打合せから引き渡しまで担当者は一貫して一人のため、要望を伝えるとその場で一緒に考えてもらえたのが凄く良かったとのこと。
また、工事そのものへの満足度はもちろんのこと、工事中に自宅へ見学に行った際も清掃や道具の整理整頓が行き届いており、とても素晴らしかったとお褒め頂きました。
二世帯だからこその良さが出せたらと思い、一部を共有しながらプライバシーも保てるスタイルの二世帯住宅をご提案しました。
T様ご家族が思い描く、理想的な二世帯の生活を送って頂けたら幸いです。