リノベーション事例
Garage×Lounge
家族や友人とゆったり過ごせるセカンドリビング
リフォームストーリー
#Reform Story
前回のリフォームでは、お子様の成長に合わせて3LDKだった間取りを4LDKに変更いたしました。
「Retro×Old Cedar 古材を使った大人な空間(詳細はこちら)」
ダイニングは広くなりましたが、今度はのんびりくつろげる部屋が欲しくなったそうです。
また、友人や親戚が遊びに来た際に、ゆっくり過ごせる客間のような空間が欲しいとのご相談をいただきました。
そこで、車庫にあった旦那様の趣味スペースに客間にも使えるセカンドリビングを作ることになりました。
今回のコンセプトは「カフェ」でしたので、まずはファサードから考えました。
既設のガレージ内にはアンティーク家具や趣味の釣り竿などがあり、既にヴィンテージ感のある空間でしたので、ただ車を置く場所とリビングを間仕切るのではなく、ガレージ内の一体感が生まれるように内装の素材からこだわってプランニングいたしました。
リビングスペースは家族や友人がゆっくり過ごせるように、ソファーと部屋が一体化する特別な仕様に。
ガレージの車を眺めながらソファーでくつろいだり、プロジェクターで映画鑑賞できる空間を提案いたしました。
ファサード
最初に「カフェのような雰囲気にしたい」とのご要望をいただきました。
まずは部屋の正面のイメージを決めるため、おしゃれなカフェの外観写真をいくつか用意してZ様と一緒に理想のカフェのイメージを固めていきました。
Z様は素材にこだわられていたため、壁に使う素材や建具、カウンター、タイルに至るまで細かく選定いたしました。
セカンドリビングとファサードを繋げるカウンターの木材には、ヴィンテージ加工がより良く見えるハギ板を提案いたしました。
前回のリフォーム時に造作したカウンターと同様に、ハギ板を古材風に加工しヴィンテージ感を出しました。あえて工具で傷をつけたり、塗料の塗り比べを行って一番好みの色合いを確認したりと、既製品にさらに加工を加えてオリジナルのカウンターを作り上げました。
「ハギ板のカウンターにはアクアリウムを置いて、アクアリウムとセカンドリビングの雰囲気を見るのが、とても好きな時間になっています」と仕上がりに大変ご満足いただけました。
内部の建具も前回のガレージ工事で使用したWood Depotのヴィンテージオリジナル建具を取り付けました。
造作したカウンターとの相性も良く、Z様が思い描いていた内装の雰囲気を作ることが出来ました。
工事後、「スターバックスコーヒーのような雰囲気がいいなと漠然と思っていました。担当の小田切君にはとりあえず『カフェ風がいい』としか伝えていませんでしたが、自然とスターバックスコーヒーのような雰囲気になっていったので、小田切君は私のことを分かってくれているなと感じました」と、嬉しいお言葉をいただきました。
インテリア
「ゴロンと寝転がってリラックスできる空間がほしい」「ガレージは元々車を眺めながら過ごす趣味部屋だったので、その用途も残しつつ、親戚や友人が集う空間としても使えるセカンドリビングにしたい」とのご要望をいただきました。
そこでガラス張りの間仕切りをそのまま活用しつつ、ゆっくり車を眺められるような空間づくりを提案いたしました。
靴を脱いで靴下のままゆっくり過ごせるようにフローリングには無垢材を選びました。
無垢材でダメージ加工のあるヴィンテージ風のフローリングをご希望でしたので、各種メーカーのカタログやサンプルを取り寄せました。
サンプルを床に置きながら色々と比較をしてもらい、Z様のご要望通りの材料で施工しました。
また、皆でくつろぐスペースを作るために、置き型のソファーを探しましたがご希望通りの商品が見つかりませんでした。それでもZ様の希望を叶えたいと思い、四つ足のソファーの足を取り外し、オリジナルの置き型ソファーを作りました。
ソファーの背もたれの角度に合わせて壁を作りましたので、深く腰掛けてもずれたりしない仕様になっています。
セカンドリビングの奥の壁には、間接照明付きの化粧棚を設置し、趣味の物が飾れるようにしました。
あえて皮付きの木材を使用し、木の質感が感じられる重厚感のある空間になりました。
木材を受ける棚受金物は、Z様ご自身で作られた一品。
プロジェクター用のスクリーンも、Z様ご自身で取り付けられたものです。
当初は映像機器の取り付けはしない予定でしたが、落ち着いた空間が出来上がり、プロジェクターで映画が見たいと思われたため用意をされました。
お客様のご感想
一番のお気に入りは入り口横のカウンターです。イスに腰かけてアクアリウムや雑誌を見ながら、出来上がった空間を見て満足しています。
やるからには後で後悔しないように、徹底的に素材までこだわりぬいてリフォームしようと思っていました。
前回リフォームをお願いした小田切君ならこちらのこだわりを汲み取りつつ「これだ!」という提案をくれると思い、今回も声を掛けました。
今では、日曜日は2階のキッチンで作った料理をわざわざセカンドリビングまで運んで、家族で映画を見ながらここでご飯を食べたりして過ごしています。