ブログ・コラム
#ブログ
床材の話
こんにちは。
梅雨明けもまだだというのに、朝から蝉の声が聞こえる日も…
暑さに慣れていない今こそ、皆さま熱中症等注意して下さいね。
さて、実家のリフォームの紹介、今回は床材についてお話ししようと思います。
実家に寄る度に、見た目も肌触りも、いい仕上がりだわー!と、毎回、自己満足しているこだわりの床材(笑)
これからリフォームを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。
「床の材料」と一口に言っても、フローリングやクッションフロアなど素材も機能も様々。
その中で、今回のリフォームで採用したのは、
「挽板フローリング」と
「フロアタイル」です。
「挽板フローリング」を採用したのは、玄関、縁側、LDKの床。
畳の部屋も多い実家は、スリッパを履く習慣もなく、素足で活動したり、座布団を敷いて床で作業をしたりすることも多く、質感などを重視して、父は元々は無垢フローリングが希望でした。
ただ無垢材だと、リビングには床暖房を導入すること、そして価格面についての懸念点があり、マニカの担当者に相談すると、提案して頂けたのが、この「挽板フローリング」。
表面の数ミリは本物の木を使用した床材のため、見た目や質感は無垢フローリングに近く、かつ、床暖房対応という、私たちの理想をかなえる床材でした。
※【フローリングの種類】
無垢フローリング
天然木を切り出した単層のフローリング。
木、本来の味わいやあたたかさ、経年変化などを楽しめるが、樹種によっては傷つきやすく、膨張や収縮もするため安定しない。
挽板フローリング
合板の下地に数ミリ(2~3mm)の天然木を貼ったもの。
無垢材の、床材としての不安定性や価格面のデメリットを抑えつつ、木材本来の味を楽しめる床材。
傷つきやすさや日焼けによる変化、水汚れに弱い点などは無垢材と同様。
突板フローリング
合板の下地に数ミリ(0.3~0.5mm)の天然木を貼ったもの。
木の風合いを残しつつ、メンテナンス性を向上させた床材。
シートフローリング
合板の下地に木目などを印刷したシートを貼ったもの。
色柄やデザインが豊富で、品質も均一。
傷や汚れにも強く、コストも抑えられる。
※図は朝日ウッドテックHPより抜粋
そして、「フロアタイル」を採用したのは、洗面所などの水廻り。
一般的には、トイレや洗面所などは、「クッションフロア」と呼ばれるシートを採用することも多いのですが、安価な分、劣化も早い材料であり、今回は、通路も兼ねた歩行量の多い場所であることなども考慮し、「フロアタイル」を採用しました。
フローリングと見まがう木目調から、本物のタイルのような石目調まで、様々なデザインがある中から、
今回選んだのは、サンゲツの商品から、籐をモチーフにした”WD2108″という商品。
リフォームしない部分は和のテイストが残るため、石目調ではなじまなかったのと、施工するのが真四角ではない空間だっため、長手・短手といった偏った方向性を持たない柄から選択したのですが、
これが大ヒットでした。
デザインも空間にマッチしてとてもステキで、水や汚れにも強く、足の感触も気持ちのいい、お気に入りの商品です。
リフォームする各ご家庭の生活スタイルやデザインの好みなどによって、それぞれの正解があるかと思います。
商品の選択で悩まれたら、ぜひお気軽に、弊社の担当までご相談ください!